世界のどっかでカオスに生きる(新)

日本を脱出した筆者が、旅、海外生活、留学、その他カオスでシュールな生き様を曝すブログ

メキシコシティで結婚式に行ってきた!(日中・Boda civil)

らんです。
今年初め、メキシコシティで友人(メキシコ人)の結婚式に出席してきました。
日本式の結婚式とは違うところもあるメキシコの結婚式、どんな感じだったかレポートしてみます。

※おそらく、式のスタイルや諸々の形式などは各夫婦によって違うと思うので、実際に参加される場合は直接確認されるのが一番いいと思います。

招待状はどんな感じ?

     招待状…日本の様に郵便で招待状が届いて、「出席・欠席」のところに○して返信…とするのかと思いきや、すべてネット上で完結しました。

メールで招待状形式のPDFファイルが届き、「出欠はこの日までに特設サイト上で知らせてね☆」という感じ。

このメールの下には「Mesa de regalos」というサイトURLがついています。

これは、新郎新婦がお祝いとして欲しいもののリストで、事前に参列者がその中から好きなものを選んで購入→その商品が二人の家に直接届くというものだそうです。
(友人曰く「でも強制じゃないよ~」とのこと)
友人カップルの場合は食器やベビー服(子供がいる為)が主で、値段は1000円程度~(さまざま)でした。
デパートと提携したサイトで、ネットでその場で購入OK。そして早い者勝ち。

なお、誰が何を買ったかは二人に分かるようで、後日「○○(品物)ありがとう!!」って言われました。

実際のサイトをお見せしたかったのですが、式後はもうアクセスできなくなっていました。。。

当日編(式場)

式は10時~13時(式場での式と食事会)、
その後15時~18時はソチミルコ(※メキシコシティ南部の有名な運河)で船に乗り宴という流れ。

ドレスコードカジュアルフォーマル
筆者はドレスを持っておらず、パンツスーツで出席。
メイクと髪は近所の美容室でやってもらいました。
チップ込みで550ペソ(3000円前後)(メイク300ペソ+髪200ペソ)ほど。
なんだかんだで2時間ほどかかりました。

周りの人は、男性はスーツ(フォーマルか綿のおしゃれめな感じの)、女性はきれいめのワンピースやかちっとした普段着などが多くて、意外とパーティードレスを着ている人は少数派でした。
午後に船に乗る予定があったからかもしれませんが。

10時から20分ほど?遅れて、式開始。
新郎新婦も開始直前ぐらいに会場入り(笑)。メイクやドレス・服装は自前のようです。
今回はboda religiosa(教会で神前で行う式)ではなく、boda civil(州政府の立会いの下認定される式)

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前の机にオフィシャルな職員の方と思しき人たちが立ち、次々と書類を出して、本人たちにサインを求めていました。

それが終わると、その職員の方から二人に向けたお話。
これで、公式にあなた方の結婚が認められたわけで、どんなときも責任をもって、尊敬しあい助け合うこと、みたいなことを言っていたと思います。

その後、新郎新婦がお互いにメッセージを述べあいます。

そこからの指輪交換とキス!

そして、両家の両親が一人ずつ言葉を述べて、式は終了。

神前式と比べるとドライな感じでしたが、個人的にはより本人たちらしさが出ていたし、オフィシャルならではの説得力があった気がします。
ただし、会場に一切マイクがなく、後方の席には何言ってるかほとんど聞こえずなかなか残念。。。
特に席順などもないらしいので、式をじっくり見たければ遠慮せずに前方へ!

その後は、式場の庭でブランチバイキング&歓談。

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新郎新婦も円卓に混じって、食事を楽しみます。
パンケーキやメキシコスタイルのパン、そしてトルティージャとタコスの具がずらり。
(食べるのに夢中で写真を撮り忘れました)

その間、余興やスピーチなどは一切なく、同じテーブルの人たちとの歓談をゆっくり楽しみました。

終了30分前ほどになると、ケーキカットとブーケトス(独身男女)がありました。
典型的なメキシコスタイルの結婚式では、このほかに踊るパートがあるようです。

なお、式中カメラマンさんが常駐してテーブルごとの写真や新郎新婦との写真を撮ってくれ、あとでプリントして渡してくれますが、しっかりお金は徴収されますので注意。(A5サイズくらいの大きさで1枚100ペソ(550円前後))

当日編(宴会)

式場から、手配されたバスに乗って運河で有名な「ソチミルコ」へ。
人によってはこのタイミングで動きやすい服(デニムなど)に着替えていました。
船3隻をロープでつなげての水上の旅です。


コーラやウィスキー、テキーラ、タコスを持ち込んで、メキシコの伝統的な音楽を演奏してくれるバンド、マリアッチを船に召喚してにぎやかな時間を過ごします。
盛り上がってくると船で踊りだしたり。式でゆっくり話せなかった人と歓談したり。

3時間ほどかけて運河を一周し、元の場所に戻るとその場で流れ解散。
翌日から新婚旅行の新郎新婦をさしおいて、残りの参加者は、参加者の一人の家に集結し踊り明かしていました。

 

メキシコあるあるですが、昼間と夕方の寒暖差がかなり激しいので、上着は必須でした。
(開始時は日焼けするほど日差しが強いですが、終了の頃には日が傾いて風が出てきて寒い…。招待状にも「暖かい服装で」と書かれていました。)

船酔いこそしませんでしたが、当日夜寝るときまで体が揺れている感覚が・・・。

ご祝儀は?引き出物は?

今回の場合、ご祝儀は不要でした。
冒頭の招待状のところで紹介した、「Mesa de regalos」でのプレゼントがそれにあたるようです。

引き出物もありません。
が、ビュッフェの最後に並べられたお菓子を「持って帰っていいよ!」と言ってもらえたり、テキーラの小瓶をもらったりしました。

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(↑後日自分で買おうとして判明。実はこのサイズで500円以上する…)

総括して…

日本の結婚式に比べると、新郎新婦側も参加者側も肩肘張らずリラックスして楽しめる雰囲気だと感じました。
新郎新婦やその家族と、そして参加者同士で話したり、歌ったり(+踊ったりする機会)も多く、和やか・賑やかな宴でした。

結婚する夫婦のメキシコ度+開催時間帯や場所、テイストなどによってはもっと派手で凄かったりするのかも。
(ちなみに今回のカップルは国際結婚で、二人の国のテイストのコラボ、みたいな感じでした)

今後メキシコの結婚式に参加される方等々の参考のひとつになれば幸いです!