世界のどっかでカオスに生きる(新)

日本を脱出した筆者が、旅、海外生活、留学、その他カオスでシュールな生き様を曝すブログ

海外生活、ぼっちでもいいじゃない

ごきげんよう

晴れて海外に渡った!学校に入った!家も決まった!
…んだけど、友達ができない。
周りの人と話はするのだけど、深い友達にはなりきれない。
みんな(日本人含む)はいつも楽しそうにしてるのに。
せっかくここまで来たのに、一人なんて…!!(絶望)

って思うこと、ありません?
少なくとも筆者は、ありました。

これから渡航しようと思っている人を脅すわけではないのですが、こういうこともある、かも。
今まさにこの問題に直面している人、You’re not alone.

もっと楽しく毎日を過ごすにはどうしたらいいんだろう…?
自分の経験から感じたことを書いてみたいと思います。

孤独&絶望 こういうことが原因になるかも

特に渡航したての頃は、周りの話す言葉そのものがなんのこっちゃ分からないこともあります。
というかこれがほとんど。

母国語で話すときのように、言いたいことを心から自由に表現し、わかってもらうことができない!
あんなに楽しそうに何を話しているんだろう、、、一体みんながなんで笑っているのかわからない!!
等々。

また、語学留学の場合は、人によって留学時期が全っ然違います

がっつり数ヶ月~数年腰を据えてやるという人もいれば、数日や数週間でサッ!と帰ってしまう人もあり。
せっかく仲良くなったのに、あの子もこの子も次々、帰ってしまう・・・TT
ということは日常茶飯事(本当に)。

加えて、留学先には、もちろん様々な世代や背景の人がいます。
それはもう、14歳の中学生~60才overの大先輩(一例)、等々。
純粋に、属性の異なる人同士で一緒に楽しい時間を過ごすということは、難しいことも、あります。

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筆者自身も、上記のような理由で結構頻繁に孤独を感じていました。
そもそも、日本であっても、人見知りな自分は新しい友達を作るのはかなり苦手。
日本よりもコミュニケーションのハードルが高い海外で苦労しないはずがなく。

何の為にこんな遠くまで来たんだろう、送り出してくれた家族や友達に申し訳ないなと思えてたまらなく悲しくなったりしました。

そんな中で、自分がこの状況をなんとかしようと心がけてきたこと、そして今思い出してもこれをやっていてよかったなあと思えたことは、以下のようなことでした。

ちょっとアグレッシブになりつつ、時の流れに任せる

「もうその答えは聞き飽きた」といわれそうですが、やはりなんといっても

たとえ言葉があまりできなくても、自分から人と積極的にコミュニケーションをとる、集まりがあれば(多少気乗りしなくても)行ってみる

という姿勢でいることで、世界はかなり広がります。

自分から、自分の言葉でつながろうとすることで、単純にその相手やコミュニティに対する親近感をより感じられるし、逆にそれにより親近感を感じてくれる相手も少なからずいます。
もちろん、その上で「無理」「ちょっと違うな…」と思えば、それ以上無理することはありません。

そういうトライ&エラーを繰り返すことで、気の合う人や居心地の良いコミュニティが見つかっていくことでしょう。
(そもそも、特に相手が外国人の場合は文化も環境も価値観も違うので、仲良くなれなくてもしょうがない、仲良くなれたら相当ラッキー!くらいの気持ちで臨むのが良いかと思います。)

ちなみに筆者は、英語の会話クラブで「ヨガの先生をしている」と自己紹介していた人に、勇気を出して話しかけたところ、その人が開催するレッスンに誘ってもらえ、その後すごく仲良くなれました。
彼とは今でも交流が続いています。

 

また、「言葉がわからない」という問題については、その言葉と接する機会を持ち続けている限り、時が解決してくれます

特に、一定期間同じ相手と交流する機会があると実感しやすいかと思いますが、徐々に表現できることが増え、お互いの言いたいことがわかり、より深い意思疎通ができるようになります。
(自分では実感しづらいかもしれませんが、これは実話!)

なのでとにかく、あせらず、あわてず、あきらめず。の精神が大事です。

わかります。
ここに書かれていることってめちゃくちゃめんどくさいしもどかしい。
ですが、そういうめんどくささやもどかしさを感じるだけの価値はあるはず。

いっそ一人の時間を楽しむ

正直、ぼっち、それも海外で、という事態はかなりあせります。
しかし、一人である=縛られない、自由な時間がたくさん★ということでもあります。

こんな時間は、母国にいたとしてもなかなか得られるものではない!
この機会に、人生について思いをはせてみたり、
いっそ宿題を一生懸命やってみたり、
現地の料理(作るのも食べるのも)をトライしたり、
景色をぼおーーーっと眺めてみたり、
やれることは∞(無限大)

自分だけの思い出ができるって素敵。
それに、そうして自分のペースをつかみ、リラックス状態をつくりだせれば、それだけで現地の言葉を理解する余裕も出てくるかも。

ちなみに筆者は滞在していた家のギターを借りて練習したり、地元の路線バスを全路線乗りつぶしたりしていました。笑

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↑家では飽き足らず、近所の公園までギターをもって繰り出した日の写真。

家や学校以外のコミュニティを探る。趣味を軸に、居場所を探してみる

ずばり、居場所は家や学校だけじゃない!です。

地域やほかのコミュニティに、どこかしら良い場所があるはず。
ホームステイ先の家族然り、同じエージェントの仲間然り、学校の先生然り、会話教室や習い事の人然り、近所の人然り。

筆者がいたカナダは移民が多く、実際に移住して住み続けている人も多くいました。
そういう方々と、ある程度の期間接する時間をもつことで、深みのある関係を築くことができるかもしれません。
(地元の人たちは、「帰国する」ということがないですし・・・)
特に、自分の趣味を軸に、ネットや現地でコミュニティを探していると、素敵な発見があるかもしれません。

その際、割とカギとなる施設の一つが図書館だと思います。
本そのものも有益でしょうし、多くの図書館には掲示板」があります。
そこに貼ってあるイベントのお知らせ、地域の講座のプログラム、等々はかなりの重要情報。情報収集がてら行ってみるのも吉。

趣味に関するコミュニティでは、そこの人達と、言語以外の「共通言語」をもって付き合うことになるので、とても心強く、楽しく、現地語を身につける助けとなることでしょう。
多少、言葉が聞き取れなくてもあせらずに。

傍らで、日本の友達と連絡を取り続ける

いくら海外に出て、新しい生活を始めたとして、そう簡単に現地の生活にどっぷり馴染むことは難しいでしょう。
一方、日本の友達は、自分のいない世界で生きて、そのうち自分のことなんてすっかり忘れてしまう。。
そう思うと、とてもとても孤独に思えます。

あんなに、「海外行ってくる(キリッ」って出てきたのに、またしつこく連絡するなんて恥ずかしいし、迷惑じゃないかな?と思うものですが、そうした人たちの支えって実際、むちゃくちゃパワーになるものだし、むしろ不可欠。

いっそ、ここは友達に甘える形で、こちらから現地の写真など添えながら定期的に連絡をとり、自分の存在をさりげなくアピールすることで、初心を思い出したり、活力を分けてもらったりすることができるかも。
もし、ここをご覧の、海外にお友達をお持ちの人がいましたら、そういう連絡は是非あたたかく受け止めてもらえると嬉しいです。

SNSを有効活用

SNSがこれだけ発達している昨今にあっては、離れ離れになった人とでも簡単に、リアルタイムでKeep in touch(連絡を取り続けること)できます。
日本の友達や家族はもちろん、学校の先生やクラスメイト、もう国に帰ってしまった人然り。

お互いの書き込みに積極的に反応したり、定期的にメッセージを送ってみたり、誕生日にはおめでとうって言ってみたり、たまに通話してみたり、
文明の利器を最大限に活用してみるのも手。

どうしても辛くなったら、帰国もひとつの選択肢

もし、心身を脅かすほどに辛くなってしまった場合、もう無理だと思えた場合は、これもありだと思います。
(結構重大な判断なので、一人で決めずご家族や学校のカウンセラーの方々に相談することをおすすめしますが)
せっかく現地まで行ったのにすぐ帰るなんて…と思うかもしれませんが。

ですが、現地まで実際に行って、そのリアルな場に飛び込んで、その上で「ムリ」と判断=「やって後悔」できるって、凄いことだと思います。

まとめ

個人的には、ぼっちは悪いことではない!と声を大にして言いたいです。
その一方で、語学の習得やその国ならではの出会いや体験など、その場所に行ったからこそできること、より広い世界を模索することで、より豊かな日々が得られるものと思っています。

そして、現地で感じた寂しい思いも、その思いを乗り越えようと起こす行動も、絶対にその後の人生に生きます!!
一緒に頑張りましょう。(筆者も現在進行形で孤独海外生活中★)